ドイツについて Über Deutschland 世界遺産[Welterbe]

2010年1月現在、日本では14の、ドイツでは33の文化遺産、自然遺産が、ユネスコの世界遺産登録リストに登録されている。人類と自然の歴史の重要な証となるものだ。国際条約の保護の下、次世代へ引き継がれるべきものだろう。

文化遺産 [Kulturerbe]

(1)アーヘン大聖堂Aachen - Der Dom

カール大帝の宮廷付属礼拝堂はその時代の「土木建築の奇跡」と呼ばれている。ドイツで最初の世界遺産。
登録1978年

(2)シュパイヤー大聖堂Speyer – Der Dom

ドイツ国内でも最も大きく、最も重要なロマネスク様式の建築物のひとつ。東と西の釣り合いのとれた建物の重厚さ、4本の塔の左右対称の配列が大聖堂の特徴。
登録1981年

(3)ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場Würzburg - Die fürstbischöfliche Residenz

ヴュルツブルク司教公爵のレジデンツは南ドイツのバロック様式建築の代表作。 バルタザール・ノイマンの設計により、「宮殿の中の宮殿」と称される。ティエポロの天井画が有名。
登録1982年

(4)ヴィースの巡礼教会Pfaffenwinkel - Die Wieskirche

アルプスの麓に佇むヴィースの巡礼教会はバイエルンのロココ建築の最高傑作とされている。
登録1983年

(5)ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルストBrühl - Die Schlösser Augustusburg und Falkenlust

ブリュールのアウグストゥスブルク宮殿とファルケンルスト宮殿、その庭園群はドイツロココ様式の傑作とされている。現在は博物館として一般公開されている。
登録1984年

(6)ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会Hildesheim - Dom und St. Michael

聖ミヒャエリス教会は、ドイツで最も美しい初期ロマネスク様式の教会のひとつで、ロマネスク建築の代表作品と言われている。
登録1985年

(7)トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会Trier - Römische Baudenkmäler, Dom und Liebfrauenk

「ローマより前から存在していた」ともいわれるトリーアは、紀元前3世紀に集落が現れ、アルプス以北ではじめて都市と呼ばれた。
登録1986年

(8)リューベック旧市街Lübeck – Die Altstadt

旧市街全体が世界遺産に登録されたドイツ最初の町。1143年に「バルト海沿岸最初の西欧都市」としてその名が歴史に登場し、「ハンザの女王」の異名をもつ。
登録1987年

(9)プロイセン王家の宮殿と庭園Potsdam und Berlin – Preußische Schlösser und Gärten

何世紀にもわたり、プロイセンの選帝侯、王、皇帝たちによって築き上げられた、ほかでは見ることのできない庭園と宮殿のアンサンブル。サンスーシー宮殿や新庭園、バベルスベルク宮殿などが含まれる。
登録1990年

(10)王立僧院とアルテンミュンスターLorsch – Benediktiner-Abtei und Kloster Altenmünster

中央ヨーロッパを代表する修道院、ロルシュ修道院跡に今も残されたカロリング門とケーニヒスハレは、ドイツにおける最も重要なロマネスク以前の時代の建築遺産。
登録1991年

(11)ランメルスベルク鉱山とゴスラー旧市街Goslar – Erzbergwerk Rammelsberg und Altstadt

世界最大の銅、鉛、亜鉛の鉱脈が走り、3000年前から鉱物が採掘されてきた鉱山の遺跡と文化景観が調和を保っている
登録1992年

(12)バンベルク旧市街Bamberg – Die Altstadt

レグニッツ川河畔のかつての司教座、皇帝の町バンベルクの旧市街。第二次世界大戦で大きな被害を受けることなく、中世の景観が保存されている。
登録1993年

(13)マウルブロン修道院Maulbronn – Kloster und Klosterstadt

アルプス以北で最も完全な形で保存されている修道院で、中世の建築文化を象徴する建造物。
登録1993年

(14)クヴェードリンブルク城、聖堂参事会教会と旧市街Quedlinburg – Die Altstadt

ロマネスク街道にあるかつての神聖ローマ皇帝の居城地。800年に建てられた1300以上の木組みの家が並んでいる。これほどよく保存されている中世の町はドイツでもほかに例がない。
登録1994年

(15)フェルクリンゲン製鉄所Völklinger Hütte

60万㎢の敷地にある巨大なフェルクリンゲン製鉄所は、鉄鋼業が絶頂期にあった頃の製鉄所をそのまま残した世界唯一の世界遺産で、最初の産業遺産として登録された。
登録1994年

(16)ケルン大聖堂Köln – Der Dom

世界を代表する教会建築。建設着工は1248年にさかのぼり、ゴシック様式の大聖堂のお手本と言われている。
登録1996年

(17)バウハウス関連遺産群Dessau und Weimar – Die Bauhausstätten

バウハウスは、1925年にワイマールからデッサウへと移り、ヴァルター・グロピウスのデザインによるバウハウス校舎が1926年に開校した。「造形芸術学校」の門を多くの建築家がたたいた。
登録1996年

(18)ルター記念建造物群Wittenberg, Eisleben – Luthergedenkstätten

ルターが扉に95カ条の論題を張った世界に有名な城教会にはルターとメランヒトンの御墓がある。ルターをはじめとする宗教改革者の活躍により、ヴィッテンベルクはヨーロッパの精神界の中心となった。
登録1996年

(19)ワイマールの古典主義様式Weimar – Das klassische Weimar

小都市にもかかわらず、文化的な力をもった歴史を感じさせてくれる町。ドイツにおける教養の中心で、ゲーテ、シラー、ヘルダー、ヴィーラントたちゆかりの地。
登録1998年

(20)ベルリンの博物館島Berlin – Die Museumsinsel

シュプレー川とクプファーグラーベンの間にある、ペルガモン博物館、ナショナルギャラリーを含む博物館島。他には見られない独特のアンサンブルを構成している。
登録1999年

(21)ヴァルトブルク城Eisenach – Die Wartburg

マルティン・ルター、タンホイザー歌合戦で知られる。中世に建てられた城の中で最も保存状態のよい城郭のひとつ。
登録1999年

(22)デッサウ=ヴェルリッツ庭園王国Dessau-Wörlitz – Kulturlandschaft Gartenreich

啓蒙君主レオポルト3世フランツ・フォン・アンハルト=デッサウ侯(1740年−1817年)による、人間と自然の調和をめざした庭園
登録2000年

(23)僧院の島ライヒェナウReichenau – die Klosterinsel

ボーデン湖に浮かぶライヒェナウ島は、ベネディクト派修道院が建てられ、8世紀から11世紀までは神聖ローマ帝国直属の修道院であり、ヨーロッパの精神の中心地として発展した。
登録2000年

(24)ツォルフェライン炭坑Essen – Industrielle Kulturlandschaft Zeche Zollverein

かつての世界最新の炭坑、最大のコークス炉で、「世界一美しい石炭坑」「ルール地方のエッフェル塔」と称された。
登録2001年

(25)中流上部ライン渓谷Oberes Mittelrheintal

ビンゲン、リューデスハイム、コブレンツの間の渓谷は、ロマンチックなライン川流域の代表的景観である
登録2002年

(26)シュトラールズントとヴィスマールの歴史ある旧市街Stralsund und Wismar – Altstädte

14世紀に全盛期を迎えたハンザ都市の代表格。歴史ある町の中心部には、中世の街並みが残っており、典型的な海洋貿易都市の姿を今に伝えている。
登録2002年

(27)ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像Bremen – Rathaus und Rolandstatue auf dem Marktplatz

市庁舎は「ウェーザールネッサンス」と呼ばれる北ドイツに見られる珍しい後期ルネッサンス様式の建造物として認められた。
登録2004年

(28)レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフRegensburg – Altstadtensemble und Stadtamhof

ローマ時代以来二千年の歴史を誇るレーゲンスブルクは、「イタリア最北の都市」と呼ばれた美しい町。旧市街には第二次世界大戦の戦火を免れたロマネスクやゴチック様式の建築物が数多く見られる。
登録2006年

(29)ムスカウ公園Muskauer Park

ナイセ川の両岸、ドイツとポーランドにまたがる文化遺産。総面積は830ヘクタール、ゆったりとした敷地に広い視界、力強い庭園装飾、人工的な水の配置に特色がある。
登録2004年

(30)ローマ帝国の境界線リーメス上のゲルマーニア・ラエティアDer obergermanisch-rätische Limes

古代ローマ帝国のドイツ内の辺境防壁は、英国のハドリアヌス防壁と共に国境を越えた世界遺産に登録された
登録2005年

(31)近代ベルリンの6つの集合住宅Wohnsiedlungen der Berliner Moderne

ヴァルター・グロピウスやブルーノ・タウト、ハンス・シャロウンらによって1913年から1934年にかけて建設された6つの集合住宅群。モダニズム建築の世界遺産。
登録2008年

(32)メッセル・ピットの化石地域Messel – Fossilienlagerstätte

ダルムシュタット近郊のメッセル丘陵の森の中。世界でも指折りの哺乳類の化石が発掘された。
登録1995年

(33)ワッデン海Wattenmeer

ドイツとオランダにまたがる10,000㎢におよぶ地域。多様な生態系が特徴的。独特の海岸風景をつくっている。
登録2009年

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