皇太子殿下ご臨席のもと、日・プロイセン修好通商条約調印150周年記念式典

2011年1月24日、日独両国はともに日・プロイセン修好通商条約調印から150周年となる記念日を祝いました。この日行われた記念式典には政治・経済・科学・文化など各界を代表するおよそ200人の方々が招かれました。式典冒頭、シュタンツェル大使は来賓の方々を前に歓迎の辞を述べ、日独交流150 周年のドイツ側名誉総裁のクリスティアン・ヴルフ連邦大統領のメッセージを読み上げました。
記念式典には皇太子殿下がご出席され、日独交流150周年の日本側名誉総裁としてご挨拶されました。殿下がご挨拶をドイツ語で締めくくられたことは、出席者に深い印象を残しました。
引き続き、ベルント・ノイマン連邦首相府文化メディア担当国務大臣や松本剛明外務副大臣もそれぞれ国の代表としてスピーチを行いました。
ノイマン連邦首相府文化メディア担当国務大臣スピーチ [pdf, 96,43k]
日独関係は大勢の若い人達の熱意と活動に大いに支えられています。これは式典でも同様で、日独両国国歌斉唱、また、条約締結時を再現する寸劇などが東京横浜浜ドイツ学園の生徒たちによって披露されました。劇中、来賓席にいたオイレンブルク伯爵や徳川将軍家茂、老中主座の安藤信正、竹本図書頭など条約締結に係わった人たちの子孫の方々が紹介され、会場の人々を驚かせました。この他にも日本人の母親とドイツ人外交官を父親にもつピアニスト エリカ・ヘルツォークさんやジャズピアニストの大原保人さんによる演奏などがプログラムに彩りを添えました。
この日、東京・港区の国立 新美術館内の講堂が式典会場となりましたが、そのロビーでは、皇太子殿下に御覧いただこうと日独関係の過去と現在を結ぶ展示が行われました。御覧いただい たのは日・プロイセン修好通商条約のコピーとプロイセン使節団に所属したドイツ人画家アウグスト・ベルクによって描かれた江戸の風景画で、これらは 1861年当時の江戸の雰囲気をよく伝えているものです。また、使節団から将軍家茂に献上された、大変貴重な4つの「磁器透かし絵」が展示されました。歴 史的価値が高いグリム童話の初期のドイツ語および日本語版も展示され、カッセルにあるグリム博物館長をつとめるベルンハルト・ラウアー氏によって解説が行 われました。当日は、日独交流150周年を記念する日独共同切手の発行日にあたり、郵便事業株式会社の鍋倉眞一代表取締役社長から皇太子殿下、またノイマ ン国務大臣へ記念切手の贈呈が行われました。他にも、ドイツ人男性研究者と日本人女性研究者の学術論文が展示や、ドイツ大使館主催絵画コンテスト「わたし のドイツ」の入賞作品が展示され、皇太子殿下から直接言葉をかけられた受賞者の生徒たちは、緊張しながらもまたとない経験に大喜びの様子でした。
この日の行事を締めくくるレセプションには前原誠司外務大臣も出席し、出席者の方々は闊達に日独関係について意見を交わしていました。























